一般社団法人オープンCAE学会  —The Open CAE Society of Japan—

オープンCAEシンポジウム2019 −トレーニング

トレーニング,賛助会員企業によるセミナー

オープンCAEに関するトレーニングを開催します.

参加には,シクミネットによる参加登録が必要です.

日本機械学会計算力学技術者認定受験資格の認定証の取得希望の方は、固体力学または熱流体の1・2コマ目(固体B1,B2, 熱流体A1,A2)を連続して受講する必要があります。

日時
12月19日(木)9:30〜 受付,10:00-17:40 トレーニング
場所
大阪工業大学 大宮キャンパス 本部棟 セミナー室
※会場にてフリーのWi-Fiサービスの提供はございません.
トレーニング科目一覧
時間 セミナー室1 セミナー室2 会議室
9:30 - 10:00 受付
10:00 - 11:30 A1:OpenFOAM講習(入門)-OpenFOAMによる熱流体シミュレーション入門

講師: 中川 慎二 (富山県立大学)

B1:Salome-Mecaによる固体のFEA入門

講師: 柴田 良一 (岐阜工業高等専門学校)

C1:データー分析と連携できる有限要素法解析ソフト GetFEM++トレーニング

講師: 小山 哲央 (getfem-jp)

11:30 - 12:30 休憩
12:30 - 14:00 A2:OpenFOAM講習(初級)-OpenFOAMによる熱流体シミュレーション初級

講師: 中川 慎二 (富山県立大学)

B2:Salome-Mecaによる固体のFEA初級

講師: 柴田 良一 (岐阜工業高等専門学校)

C2:数値流体力学 基礎からの学び直し

講師: 出川 智啓 (オープンCAE学会)

14:00 - 14:20 休憩
14:20 - 15:50 A3:OpenFOAMに使用するメッシュ生成法

講師: 野村 悦治(OCSE^2)

B3:ennovaCFD for OpenFoamを使用した基本作業の実習

講師:伊藤裕(IDAJ)

C3:SonyNNCによる機械学習(NN)の入門

講師: 柴田 良一 (岐阜工業高等専門学校)

15:50 - 16:10 休憩
16:10 - 17:40 A4:OpenFOAMとベイズ最適化

講師: 片山 達也 (オープンCAE勉強会@関西)

B4:FreeCAD 、CalculiX ではじめる構造解析

講師:坪田 遼(XSim)

C4:OpenModelicaによる熱機関のモデリングとシミュレーション(中級)

講師: z_plusplus (Modelicaライブラリ勉強会)

講習内容

本トレーニングの講習内容をご紹介します。

ご参加される方は各講習の「講習環境」の項目をご覧の上、講習前の環境構築を実施ください。

A1:OpenFOAM講習(入門)-OpenFOAMによる熱流体シミュレーション入門

  • 講師:中川 慎二 (富山県立大学)
  • 講習概要:密閉容器内の自然対流を例にとり,OpenFOAMを使ってソルバの選択から結果の可視化までの一連の流れを体験します。本コースに合わせて,引き続き初級コースを受講することで,日本機械学会計算力学技術者熱流体分野初級認定申請資格・2級受験資格が得られます
  • 講習環境:講習ではOpenFOAM-v1806を使用します.講習会用に用意した仮想マシンを利用する方法と,参加者が自ら環境を構築したマシンを使用する方法があります.OpenFOAM初心者の方には,講習会用仮想マシンのご利用(方法1)をお勧めします.

方法1(推奨)

OpenFOAMのインストール方法が分からない方,インストール先のファイルがどこにあるか不明などの方は,こちらをご使用ください.
この方法は,OpenFOAM V&V,OpenFOAM 圧縮性ソルバ,Palabos講習の全てに対応するものです.この方法で導入した1台の仮想マシンに,これらの講習の環境が揃っています.VirtualBoxをインストール後,参加登録完了後にお知らせするリンク先から仮想アプライアンス(OVAファイル)を入手し、「ファイル」ー「仮想アプライアンスのインポート」から仮想マシンを読み込んでください.配布先からダウンロードしたファイルのサイズは約4.5GB,インポートした仮想マシンには25GB程度の空き容量が必要です. VirtualBoxはバージョン5.2.30以降 または 6.0.8以降をご使用ください.ダウンロードした仮想マシンアプライアンスのインポート方法説明は下記をご覧ください.
暫定版:インポート方法説明

方法2

(1) OpenFOAM-v1806が動作し,(2) 後日配布する講習用例題ファイルをUSBメモリやウェブダウンロードによって取得可能であるPC,を持参ください.なお,この方法で受講される場合には,OpenFOAMに関連するファイルの保存場所(インストール先)や操作方法等については,受講者自身での確認をお願いいたします.OpenFOAM-v1806のインストール方法および動作の確認方法については,以下の公式HPをご覧ください.
https://www.openfoam.com/download

A2:OpenFOAM講習(初級)-OpenFOAMによる熱流体シミュレーション初級

  • 講師:中川 慎二 (富山県立大学)
  • 講習概要:入門コースを受講された方を対象に,密閉容器内自然対流の例題を使って,実験結果との比較により妥当性を検討しながら,メッシュや境界条件への依存性について学びます。入門コースと合せて受講することで、日本機械学会計算力学技術者熱流体分野初級認定申請資格・2級受験資格が得られます.
  • 講習環境:A1講習と同じ環境となります。そちらを参照してください。

A3:OpenFOAMに使用するメッシュ生成法

  • 講師:野村 悦治(OCSE^2)
  • 講習概要:OpenFOAMで使用するメッシュ生成方法について体系的な概要説明と、DEXCS2019 for OpenFOAMに搭載されたcfMesh作成用のFreeCADマクロにつき機能アップ分を中心としてハンズオン演習を実施する。
  • 講習環境:DEXCS2019 for OpenFOAM(R)
    ダウンロードは以下より
    http://dexcs.gifu-nct.ac.jp/download/
    インストール方法は、
    https://www.slideshare.net/etsujinomura/dexcs2019-of-install
    を参考にしてください。

A4:OpenFOAMとベイズ最適化

  • 講師:片山 達也 (オープンCAE勉強会@関西)
  • 講習概要:ディープラーニングのハイパーパラメータの最適化にも使われるベイズ最適化を概説するとともに、ベイズ最適化のCAE(OpenFOAM)への適用方法を実習する。具体的にはPythonを使ったOpenFOAM の自動化、GPyOptを用いた最適化について取り組む。
  • 講習環境:JupyterNotebook上でGPyOpt, PyFoamが動作し、OpenFOAMが実行可能な環境WSL、Colaboratory(当日のネットワークは各自確保)を推奨

B1:Salome-Mecaによる固体のFEA入門

  • 講師:柴田 良一 (岐阜工業高等専門学校)
  • 講習概要:初めて固体の有限要素解析を行う方を対象に,有限要素法の原理概略と重要な用語の解説の後,簡単な片持ちはりの解析を行うことで,メッシュ作成から可視化,精度検証までの有限要素解析の手順全体を体験します.このコースは,「Salome-Mecaによる固体のFEA初級」と併せて受講することで(社)日本機械学会計算力学技術者2級(固体分野)の受験資格が得られます.講習資料は、事前に配布します。
  • 講習環境:B1とB2は共通で、事前配布資料「InstallSalomeMeca2018forWindows.pdf」のP.2を参考にしてPCを選定して、続く手順に従って事前にご準備ください。

B2:Salome-Mecaによる固体のFEA初級

  • 講師:柴田 良一 (岐阜工業高等専門学校)
  • 講習概要:Salome-Mecaによる固体のFEA入門」を受講された方を対象に,Eficasを用いたコマンドファイルの編集による境界条件や材料特性の変更やメッシュが解析結果に与える影響を検討します.このコースは,「Salome-Mecaによる固体のFEA入門」と併せて受講することで(社)日本機械学会計算力学技術者2級(固体分野)の受験資格が得られます.講習資料は、事前に配布します。
  • 講習環境:事前配布資料「InstallSalomeMeca2018forWindows.pdf」のP.2を参考にしてPCを選定して、続く手順に従って事前にご準備ください。

B3:ennovaCFD for OpenFoamを使用した基本作業の実習

  • 講師:伊藤裕(IDAJ)
  • 講習概要:固体熱連成モデルを対象として、ennovaCFDでメッシュを作成、OpenFOAMで計算実行、ennovaCFD結果処理までの一連の解析作業を実習頂きます。
  • 講習環境:調整中

B4:FreeCAD 、CalculiX ではじめる構造解析

  • 講師:坪田 遼(XSim)
  • 講習概要:FreeCADに搭載されているFEMワークベンチではGUIを使用してCalculiX用の解析設定, 解析実行, 結果確認を行うことができます. 本講習ではこの機能を使用した静的応力解析, 振動解析(固有値解析), 熱応力解析の解析手順を紹介します.
  • 講習環境:FreeCADバージョン0.18を使用します. またOSに関してはWindowsを推奨します. 公式のインストーラー配布サイトより インストーラーをダウンロードし, インストールと起動確認を行ってください. インストール方法に関しては以下のサイトを参照してください.

FreeCAD Windows でのインストール方法

https://www.xsim.info/articles/FreeCAD/HowTo/Install-on-Windows.html

起動しない場合に確認すること

https://www.xsim.info/articles/FreeCAD/HowTo/If-FreeCAD-fail-to-start.html

C1:データー分析と連携できる有限要素法解析ソフト GetFEM++トレーニング

  • 講師:小山 哲央 (getfem-jp)
  • 講習概要:有限要素法ライブラリGetFEM++をJupyterNotebookで実行し, 可視化ソフトMayavi2で結果表示します。
    プリ/解析/ポストを全てJupyterNotebookで行うためデーター分析への応用が可能です。
    GetFEM++の例題をGoogle Colaboratoryで共有し実行します。
  • 講習環境:Google Chrome, Googleアカウント,
    PCの場合はモバイルWifiなどのインターネット接続をご用意ください。スマートフォンによる実行も可能です。

C2:数値流体力学 基礎からの学び直し

  • 講師:出川 智啓 (オープンCAE学会)
  • 講習概要:数値流体力学を基礎から学び直します.差分法や流体計算のアルゴリズムに留まらず,誤差が生じる要因とその解釈や,プログラムに落とし込むときの考え方を説明します.機械学習全盛の時代だからこそ,基礎を固め直しましょう.
  • 講習環境:Python (3.6以上)およびそれに応じたmatplotlib, numpy, juypterが動作すること.OSや実行環境は問いません.JupyterLabやPython ExtensionをインストールしたVSCodeでも可.
    Fortranにも対応予定ですが,コンパイラ,グラフ描画ソフトウェアなどは各自でご用意ください.

C3:SonyNNCによる機械学習(NN)の入門

  • 講師:柴田 良一 (岐阜工業高等専門学校)
  • 講習概要:本講座では手段としてのAIとくにニューラルネットワーク(NN)を実践するために、Sonyが開発したNNC(Neural Netowork Console)を用いて、従来は前提としてのPythonによるプログラミングや高度な数学的知識を省略して、具体的にNNを活用する手段をテキストの例題を用いて解説します。講習資料は、工学社刊「はじめてのSonyNNC」を事前にご購入し、ご持参ください。はじめてのSonyNNC(Amazonページ)
  • 講習環境:講習環境については、「はじめてのSonyNNC」の第1章を参考にして、手順に従って事前にご準備ください。

C4:OpenModelicaによる熱機関のモデリングとシミュレーション(中級)

  • 講師:z_plusplus (Modelicaライブラリ勉強会)
  • 講習概要:OpenModelicaと自作ライブラリを用いたガスタービン機関のモデル作成&シミュレーション例を紹介します。形態の異なる複数の機関を対象にします。また、定格仕様設定、Off-designシミュレーション、過渡挙動解析と、目的に応じて異なるレベルのモデリング&シミュレーションを段階を踏んで取り上げます。以下のスキル・知識をお持ちであることを前提としています。
    • Modelica Standard Libraryを使ってGUIベースでExampleと同程度のモデルを作ることが出来る。
    • Modelica Standard Library以外の3rd partyライブラリをOpenModelicaに読み込む操作・手順。

機械工学学部レベルの流体力学・熱力学・流体回転機械の一般知識

  • 講習環境:PC: OpenModelicaをインストール・作動の確認が取れたPCであればOS、メモリ、HDD空き容量の条件は特に指定無し。事前インストール:OpenModelicaPropulsionSystemLibrary:Modelicaの自作ライブラリ。Githubにてモデル例を含めて公開中。

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